代表あいさつ

「人生100年時代」は、すぐそこまで来ています。

これまでの社会では、「20年学び、40年働き、20年休む」という人生設計が一般的でした。

しかし、これは人生80年という前提のもとで生まれたライフプランです。

 

人生100年時代に、この人生設計を当てはめると、老後と呼ばれる期間が40年になってしまいます。

先だって、「老後2000万円問題」が話題になりましたが、これはまさに、老後が40年間に増えることで生じる社会問題なのです。

健康保険や年金といった社会保障システムは、人生80年を前提としているため、このままの制度では人生100年時代をカバーできないのは明らかです。

 

そんな「人生100年時代」で、最も価値が高まるのは「健康」です。

現状、日本人の平均寿命は、男性:81歳、女性:87歳ほどで、年々上昇を続けています。

一方で、自立して生活できる年齢を指す「健康寿命」は、男性:72歳、女性:75歳ほどにとどまっています。

つまり、男性は9年、女性は12年ほど、健康上の理由で支援や介護が必要になるということです。

 

健康寿命が長くなり、この平均寿命と健康寿命の差が小さくなればなるほど、人生の質は高まります。しかし、残念ながら、その差は、なかなか縮まりません。

一医療人として、その差を縮めるために何かできないものかと、常々思案しておりました。

 

そこで、国民の皆様へ「健康」に対する意識を高め、行動につなげていただくための知見を提供すべく、前身の先端医科学スポーツアカデミー(AMSA)からリニューアルアップデートし、先端医科学ウェルネスアカデミー(AMWA)を設立いたしました。

「ウェルネス」とは、健康を基盤として、より豊かで輝く人生を実現することをゴールとする概念です。

 

健康を考える上での要素は数多ありますが、AMWAでは特に「自律神経」と「腸内環境」にフォーカスを置いています。

健康な状態を長続きさせるためには、質の良い血液を、全身の細胞一つ一つにつつがなく送り続けることが大切です。

そこで中心的な役割を果たしているのが、私が研究している「自律神経」と「腸内環境」なのです。

われわれの研究や臨床現場で得られた知見を、よりわかりやすい形で発信していくことが、AMWAの重要な使命だと考えております。

令和2年吉日

一般社団法人 先端医科学ウェルネスアカデミー(AMWA)

代表理事 小林 弘幸