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AMWA通信7 いま話題の「肺活」とは?

 AMWAでは、新型コロナ禍における健康法として肺活を提唱します。

新型コロナ禍において、呼吸機能、免疫力、自律神経バランスの重要性が再認識されていますが、具体的な戦略はほとんど提唱されていません。

 特に予防面での対策について、大きく立ち遅れているのが現状です。

ワクチンや内服薬などに頼るだけでは、今後の変異ウイルスの出現や新型コロナ感染後の後遺症対策には不十分と考えられます。

 AMWAではこれまで培ってきた自律神経、腸内環境改善、遺伝学的アプローチや医学ダイエットの専門家の知見を基に、肺活のエビデンスの構築を行い、肺活の指導者を育成しつつ普及活動を行ってまいります。



1:肺活とは?


 昭和では脳活、平成では腸活が注目されていました。腸活という名称はほとんどの方がご存知と思います。

 新型コロナ禍では、呼吸機能、免疫力、自律神経バランスの重要性がこれまで以上に注目されてきました。肺活という言葉は、正式な名称ではありませんが、呼吸機能を向上させるだけでなく、健康法やトレーニング法の一つとして、私どもは以下のように定義しています。


「肺活」は、呼吸機能を向上させるだけでなく、自律神経機能および生体のソフトウエア、ハードウエア全体の機能をも向上させる次世代の健康法・トレーニング法です。


1.呼吸筋群トレーニング:呼気筋、吸気筋などの呼吸筋群の 筋力強化と持久力強化

2.呼吸法:呼吸の仕方の改善による、心拍変動手法を応用した自律神経機能向上

3.胸郭可動域拡大トレーニング:胸郭可動域拡大ストレッチによる肺機能の向上(酸素摂取能力向上)


の総称が「肺活」です。





2:肺活の意義


 肺活は、呼吸機能の向上、呼吸法による自律神経機能の向上を目的としています。


 これまでの健康法やトレーニングの多くは、自律神経に関してほとんど考えられていませんでしたが、呼吸法により自律神経という人間の生命維持に最も重要なシステムの機能向上やコントロールが可能となります。



3:肺活が開発された背景


 生体には、酸素と栄養は不可欠です。栄養は供給が停止しても数日間は生命維持に支障をきたしませんませんが、酸素は呼吸機能障害が起こると、数分で生命を維持することはできなくなってしまいます。呼吸機能を司る肺は、年齢とともに機能が低下し、喫煙者では40代に急激な機能低下を引き起こす可能性があります。酸素取り込みには「肺胞」の機能が重要ですが、いったん肺胞が破壊されてしまうと再生することはありません。残存する呼吸機能を維持・向上させることが肺活の呼吸トレーニングの重要なポイントです。


 肺活の一つ 呼吸トレーニングの代表的な例として、呼吸器疾患のリハビリ現場で行われている慢性閉塞性肺疾患患者に対しての補助的治療があります。その有用性については、呼吸筋力、呼吸筋持久力、全身運動耐容能が改善することが報告されています。健常者に対しての呼吸トレーニングの介入実験の報告は少ないのですが、先行研究では、トレーニングにより吸気筋へ適切に負荷を与えることで、吸気筋機能の向上が確認され、持久性のパフォーマンス向上が報告されています。



 私どもが提唱する 肺活は単に呼吸筋群を強化するだけではなく 呼吸法による心拍変動コントロールによる自律神経機能調整、 胸郭可動域拡大ストレッチ(トレーニグ)による1回換気量の増加による酸素摂取量の増加が期待できる、これまでにない画期的な人間のソフトウエア、ハードウエアの同時が鍛えられる健康法・トレーニング法なのです。


 特に、肺活の中での呼吸トレーニングとして、呼吸関連筋肉群をダイナミックストレッチすることで、胸郭可動域拡大が可能になります。専門機器を必要とせず、手軽にどんな場でも短時間で実施可能です。


 本トレーニングで強化される筋肉は、呼吸の主たる筋群、横隔膜、外肋間筋、内肋間筋をはじめ、胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋、小胸筋、前鋸筋、外腹斜筋、腹横筋、腹直筋、内腹斜筋、菱形筋、脊柱起立筋です。横隔膜の動きで、胸郭内圧が変化し肺が拡張、収縮します。外肋間筋は肋骨を上方へ引き上げ吸息時に働き内肋間筋は肋骨を下方へ引き下げ呼気時に働きます。


 筋肉は加齢とともに衰え、特に呼吸器系は加齢の影響が顕著です。このような現状下で残された呼吸機能を最大限活性化するアプローチ、かつ誰でも取り入れやすい呼吸トレーニングが今後ますます注目を集めることでしょう。肺活の呼吸トレーニングは、スポーツや介護の現場で既に取り入れられており、多くのアスリートのパフォーマンスが飛躍的に向上することが確認されています。


 多くの肺活指導を受けたアスリートから、呼吸機能が向上するだけでなく集中力が高まり、体幹が安定しバランス能力も向上することが報告されています。

アスリートのみならず、高齢者、子供、一般の健常者でも、呼吸機能が向上するだけでなく自律神経機能も向上することから、新型コロナ禍のストレスが問題となっている現状では、最も有用な次世代の健康法、トレーニングであると考えられます。


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